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【PS4】プロスピ2019-2020シーズンを100時間やってみた感想レビュー

2019年に発売された「プロ野球スピリッツ2019」。2020年5月現在は新選手や移籍選手などがアップデートされた2020年バージョンが楽しめます(2020年シーズンとしてプレイできる)。

発売当初から物議を醸していたプロスピ2019でしたが、本当のところ、どうなのでしょう。

この記事では、プロ野球スピリッツ2019-2020シーズンを100時間プレイしてみた筆者が感想レビューをまとめています。

「プロスピ2019を買おうか迷ってる」「実際にプレイした感想が知りたい」...と思っている方にとって参考となれば幸いです。

筆者はこんな人

  • 過去にプロスピ2013を500時間以上プレイしている
  • プロスピA(アプリ)は現在もやっている
  • 小学校~高校まで野球部だった

結論=プロスピ2019は合わない人が多い

公式HPはコチラ

筆者の結論といして1つ言えることは、プロスピ2019は合わない人...つまり、「つまらない」「難しい」と思う人が多いということ。

プロスピ2019は、PS4というプラットフォームで初めてリリースされたプロスピタイトル。グラフィックはもちろん、操作性の向上やオリジナル選手作成モード(甲子園モード)などに期待を寄せていたことでしょう。

何せよ筆者もそうでした。

「プロスピ2013(PS3)と比べてどれほど楽しめるんだろう!!」と、めちゃくちゃ楽しみにしていたのです。しかし、その期待はプロスピ2019の発売日に裏切られてしまいました。

何この操作感...
カメラワーク...
このモード...

PS3でリリースされたプロスピタイトルとは、"悪い意味"で違うものとなっていた。ものすごく期待していたプロスピ2019は、まったく自分に合わなかったのです。

当初は「アプデくると全てよくなる!」といささかばかりの期待をしていましたが...2020年現在になっても(2020年シーズンアプデがきても)、その違和感はそのまま。

「プロスピ2019は合わない人が多い理由」は以下の通りです。

 

圧倒的に操作が難しくなっている

円の中心でとらえなければ強い打球は打てない(ホームランも)

これまでPS3などでプロスピシリーズをプレイした方なら感じているはずです。

打ちにくいし、投げにくい。

まずは打撃。
従来のプロスピなら「強振モード」の円を、投球カーソル(ボールが来る場所)の少し下に合わせることでビッグフライにすることができていました。アプリのプロスピAも少し下を打つと長打になる。

しかし、プロスピ2019でそのクセのまま打つと、確実に凡打になってしまいます。PS4版でミートシステムを一新したのかどうか不明ですが、2019では真芯でとらえなければ(強振の円の中心で打たなければ)ビッグフライにならないのです。だから、難しい。

そして投球。
これまた、従来のプロスピと比べるとベストピッチがでにくくなりました。従来のクセや感覚で投球すると、ほとんど「!」が出てど真ん中投球をしてしまいます。

これは難易度などを変えてプレイしても変化せず、投手にはよりますが、ベストピッチがかなり難しくなっています。筆者は練習モードで何度も投球練習をして、ようやく7割程度ベストピッチができるようになりました。

「プロスピシリーズをこれまでプレイしたことがない!」という方は、これまでのクセや経験則が無いため、プロスピ2019の打撃や投球を新鮮に楽しめると思います。

だけど経験者からすると、難しい。

 

覚醒システムが廃止・追加予定もなし

2015は覚醒できた

これは散々各所レビューで記載されている項目ですが、筆者もそう感じました。プロスピ2019では、これまであった既存選手の能力を上げるシステム・覚醒システムが廃止されています。

そのため、能力Sの選手がつくれなくなっています(甲子園モードなどでSを作ることは可能だが、時間と知識が必要となった)

これまで簡単にホームランが打てる長距離砲や、超俊足のランナーを作成し、圧倒的な試合展開を楽しんでいたユーザーからはかなりの批判を喰らっています。

※2020年シーズンに覚醒要素がアプデで追加されました!歓喜!

 

選手育成モードが単調すぎる

もっとパターンを増やして欲しい

プロスピ2019の選手育成モード(パワプロでいうサクセスモード)は、

夏の甲子園までラスト1年のストーリー「1年チャレンジ」
試合中心の育成モード「大会チャレンジ」
カード練習でキャライベントを狙って簡単に育成できる「練習チャレンジ」

の3種類。

どれも高校球児ならではの育成モードが楽しめるのですが、あまりにも単調すぎて面白くありませんでした。

高校野球ならではの金属音やサイレン、ブラバン演奏は新鮮味がありました。しかし、1年チャレンジはあまりにも道のりが長く、途中で飽きてしまうこともしばしば。

さらには「S」の能力がついた選手がつくりにくく(あわせて覚醒システムもないため)、「面倒くさいし効率悪い」という感想を抱いてしまいます。各所レビューでも、手厳しい意見ばかりでした。

余談ですが、スタープレイヤーや育成モードに登場する「ヒロイン枠」に抜擢されている女性は、現実世界に存在しているタレントなどを起用しています...なのですが、もっと知名度のあるタレントを起用して欲しかったというのが、筆者の正直な感想レビューです。

もしかしたらめっちゃ野球好きなのかもしれないが(調べてはいないが)、なぜAKBグループの方々が出演しているのかが謎要素でもありました。

 

リアルタイム対戦が白熱しない

PS4のプロスピ2019では、オンライン対戦(リアルタイム対戦)が初めて搭載されました。

これが全然白熱しません。

上記にも述べた「打ちにくい&投げにくい」操作環境でリアルタイム対戦は、あまりにも白熱しません。なれてくると打てるのでしょうが、初心者は強振ではほとんど打てず、ミート打ちが基本となります。そして投球はきまって「!」が連発し、長打をくらいます。

熟練者になると、お互いピッチングが上手くなり、「0対0」で引き分けという試合がかなりあります。プロスピAのリアルタイム対戦では、ヒット数や奪三振数に応じてポイント化され、引き分けでも勝敗が決まりますが、プロスピ2019では「引き分け」となるのが謎要素。

決まった選手(千賀や菅野)で無双されるのも定番です。

プロスピ2019のリアルタイム対戦を楽しめるようになるには、かなりの熟連さが必要になってきます。初心者はクソムズイと思います。

 

グラフィック面は向上したが

顔や球場はリアルだけれども...

グラフィック面でいえば、レーザースキャンデータを使った球場づくりなど、細かい面がつくりこまれている印象。選手もそれなり。しかし、PS4だったらもっとグラフィック向上しても良いのでは?というのが正直な感想レビューです。

筆者はMLB The Show 20(北米版の野球ゲーム)もプレイしているのですが、グラフィック面では日本は全然だめ。MLB The Show 20 は直感的な動作や選手の表情などが非常にすぐれているのに対し、プロスピ2019-2020シーズンはすべての面で劣っていると感じてしまいます。

MLB The Show 20のプレイ画面

MLB The Show 20は全編英語ですが、プロスピ2019よりも野球ゲームとして楽しめる要素が多いとも感じます。海外の野球ゲームは、選手がそっくりで動きも人間さながらです。ぜひ日本のゲームメーカー様も見習っていただきたいところです。

プロスピ2019よりリアルすぎる

商品名 MLB The Show 20 MVP Edition (輸入版:北米/PS4)
価格 11,000円(税込・Amazon価格)
その他 英語版のみ※日本語なし

 

プロスピAとプロスピ2019の違和感

スマホアプリプロスピAとプロスピ2019とでは、スピード感による違和感が生じました。

プロスピAのリアルタイム対戦やVロードなど、スマホならではの「早い操作感」になれている人は、プロスピ2019の「遅い操作感」はストレスが及ぶかもしれません。

筆者もプロスピAプレイ後に、プロスピ2019をプレイしたときは、打球の遅さや選手の守備の遅さに「もっと早くしてくれ!」と嘆いたこがありました。慣れればそれも無くなるのでしょうが、この違和感は多少なりとも存在するのかなと。

スマホアプリはサクっとプレイできる。PS4のプロスピはゆっくりじっくりプレイできる。それぞれのメリットかなと感想を抱きました。

 

良い点もたくさんあるよ

プロスピ2019の球場

ここまで、散々悪評の感想レビューを述べてきましたが、やはりPS4版ということもあり、良い点もたくさんありました。

プロスピ2019の良い点

  1. 2020年最新選手が楽しめる
  2. 球場がリアルでキレイ
  3. それなりにやりこみ要素がある

プロスピ2019はグラフィック面のみならず、実況やブラバン、打撃音など細部までのこだわりが表現されている作品だと思います。未だに従来のプロスピのモーションが多いですが(モーションに幅がない)、十分野球ゲームとしてはクオリティの高いものなのだと感じています。

また、2020年4月の無料大型アップデートでは、2020年度の最新選手データに対応されました。1年経ってもまだ楽しめるコンテンツを追加してくれるのはありがたい。ゆっくりと楽しみたい方には「選手育成モード」や「スタープレイヤー」は十分満足いくものになっているとも感じます。

 

まとめ:操作設定をもっと増やせば神ゲー。

個人的にプロスピ2019で改善して欲しい点が、操作設定です。もっと自由度の高い設定ができるようにしてほしい。

例えば、通常、左スティックでミートカーソルを動かすものを、右スティックに配置変更できたり。特にFPSプレイヤーなどは「左エイム」よりも「右エイム」になれています。アクションゲームなどで左スティックはほとんど「移動」に使うので、慣れている右スティックで打ってみたい。

自分好みの設定ができることにより、操作性や自由度が増し、自分だけのオリジナル設定で試合に勝ってみたい。プロスピ2019の以降アプデには期待していませんが、次回作がもしリリースされるのならば、自由度の高い操作性を望みたいです。

 

こんな感じで、プロスピ2019-2020の感想レビューを書いてきました。感想レビューを参考にするのも良いですが、結局は「プレイしてみなきゃ、わからない」です。

もし、この記事を見ているあなたがプロスピ2019を買うか迷っているなら、自分の目で、手で確認してみてはいかがでしょうか...というのも、アマゾンで新品4000円代とお買い得なので!

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でプロ野球の開幕、はたまた甲子園の開幕が不透明となっている今、自宅でプロスピを楽しむのも、ひとつのおうち時間なのでは。

長々と失礼しました!

今なら安く新品が買える!

商品名 プロ野球スピリッツ2019(PS4)
価格 4,490円(税込・Amazon価格)
その他 2020年もアプデ予定あり

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