気づけば長時間やってしまうゲーム。1日5時間以上プレイすることもある筆者。
そもそも、「ゲームをやる時間」ってどれくらいが最適なんでしょうか?香川県では、ゲーム禁止条例がでたとかでないとか、色々大変ですが、きっと”やりすぎは悪影響”ということだけはなんとなくわかる。
となると、スポンサーなどから資金を得ている「プロゲーマー」はどうだろう。プロゲーマーの中には、昼に起きてゲームを起動→朝5時くらいまでプレイ...という猛者(それをチームで毎日やる)もいるらしい。はっきり言ってすごくないか?
まぁ、ゲームは楽しいし、考え方を変えたら人生に良い影響を与えてくれるものであることは間違いない。加えて、映画や読書と同様に感動したり、怒りを感じることだってできる。
ブルーライトカットメガネなどを装着すれば、長時間やったって構わないだろう。そして、ライターがおすすめするデスクチェアなんてものに搭乗すれば、怖いものはない。
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戯言はここまでにして、この記事では筆者が買ってよかったと思う、絶対損しないゲームを紹介させていただこうと思う。ゲーマー諸君、ゴールデンウィークや週末は以下のゲームをやってみてはどうだろうか?
デスストランディング
デスストランディングといえば、2019年に発売された「メタルギアシリーズ」などで有名な小島秀夫監督が手掛けた今話題の最新作。ゲームをやったことがない人でも「メタルギア」「スネーク」といった言葉を効いたことがあるのではないだろうか。
このゲームの構造は至ってシンプル。
どんなゲームかと言えば、「荷物を配達する」...ただ、それだけのゲームだ。
ここで、「荷物を配達する作業ゲーかよ!」と憤怒する者もいるだろう。結論を言えばその通り!...なのだが、ただそれだけではないということも満を持して言える。
映画のような美しさと没頭感
デスストランディングは”つながり”を大切にするゲームだ。
ざっくり、どんなつながりかと言うのであれば「人」や「国」。その世界で生きる配達人(主人公)が、荷物を通して感謝され、怒られ、人々の生活をつなげていくその様は、ただ一概に「配達する」という言葉では収まることはないだろう。
一度プレイされた方ならわかると思うが、デスストランディングは映画のようなストーリー性が楽しめる。
ただ映画のようなシーンだけでなく、主人公の表情や言葉遣い、会話の間、美しい荒廃した世界の中にも秀麗さを感じることだってできる。そのため、デスストランディングは本当の意味での”没頭感”を味わうことができる、といえるゲームだろう。
孤独とつながりを感じるオンライン
オンライン要素はどうだろう。
実はこのゲームは”オフライン”でも楽しめるのだが、”オンライン”にすることで、何倍も楽しめる仕様になっている。
先ほども述べた通り、デスストランディングは「荷物を配達するゲーム」だ。荒廃した世界の大地を主人公が一生懸命、大切な人への配達をするゲーム。
配達ルートは荒地が多く、序盤はバイクや車を使うことができない。そんな時助かるのが”オンライン”機能なのある。
なんとオンライン機能をONにしていると、他のユーザーが利用・建設したハシゴなどが、自分のフィールドにも反映されるのだ。
自分でもハシゴや橋を建設することができるのだが、他のユーザーが建設したもののほうが便利なときもある。デスストランディングはこうして、他のプレイヤーとつながることもできるゲームなのだ。
オンラインプレイヤーが自分のゲームに現れることはない(もちろん交流もない)が、建設物を通して、人間が本来持つ温かみなんかを体感することができるのだ...この感覚は、筆者がゲームをプレイしてきて初めて味わった。
FPSのゲームをプレイすると「意図的なチームキル」や「煽り」というプレイをする輩が大勢いる。
しかし、デスストランディングは、そんな悪意丸出しなプレイヤーは一切存在せず、協力意識を持って孤独とつながりを楽しんでいる。
「オンラインでプレイするのが怖い」...と感じているユーザーにとって、オンラインの良さだけを切り取ったデスストランディングは、ぜひ一度プレイしてもらいたい。きっと今までとは各段に違ったプレイを楽しめるだろう。
主人公がノーマンリーダス
デスストランディングの主人公は、ノーマンリーダスという役者が演じている。「演じている...」というと、映画やドラマのように思えるが、全くその通りだからだ。
デスストランディングの主人公の名前こそ「サム」であるが、顔や体格、表情、ほくろの位置、目の色...そのままそっくりのノーマンリーダスなのである。
これは最新のモーションキャプチャ技術などが生み出したもの。ゲームをプレイするとわかるが、本当にノーマンリーダスを動かしているようで斬新だ。
役者と言えばドラマや映画につきものだが、これからの時代は「ゲーム役者」が多くなってもおかしくはない。
ノーマンリーダスといえば、海外ドラマ「ウォーキングデッド」でもメイン役を演じている豪華キャスト。
ノーマンのほかにも、海外ドラマで一度はお見掛けしたことがある役者もデスストランディングには登場する。
すでに知っている人は「あの役者ね」とニヒルな表情を浮かべ、「あえて情報を遮断している」というネタバレ禁止マンは、ぜひプレイして感動を体感して欲しい。
また、ノーマンリーダスを知らない人は、このゲームからノーマンの役者っぷりを感じてみるのもいいだろう。
実際にプレイし終わってから、ウォーキングデッドをはじめとしたドラマや映画を見て欲しい。見終わった後、デスストランディングがゲームだったことなんて、微塵も感じることはないだろうから。
メタルギアに通ずるユーモア
小島秀夫監督と言えば、「メタルギア」でお馴染みのゲームクリエイターだ。
古くからメタルギアシリーズをプレイしてきた筆者にとって、新作(デスストランディング)がメタルギアでないことはショックが大きい。
2019年になっても段ボール箱やドラム缶の中に隠れ、ひっそりと潜入プレイを楽しんでいたかった。しかし、小島秀夫監督はそれを辞め、新たな世界線へと足を踏み入れた。
新作メタルギアを待ち望んでいた筆者と同じ様に、「小島秀夫監督のゲームだから買おう」と決めた人もいるはずだ。「とりあえずアップル製品だから買おう」...みたいな感覚で。
その判断は正しかった。
新作デスストランディングには、メタルギアに通ずる”小島秀夫らしさ”が残っていたからだ。
例えば放尿のシーン(筆者の頭は正常である&真面目に語っている)
メタルギアシリーズでも何度かお見掛けした放尿シーンだが、今作では、主人公の放尿シーンを伺うことができるのだ...というか、ゲーム内でも生理現象は抑えることができないのだ。
だから、膀胱が圧迫してきたら、このゲームでも放尿する。普段、私たちがプレイするゲームの中に、「放尿が必要」というゲームはあっただろうか。
このゲームはまっとうなストーリーの中にも、ユーモア溢れる小島秀夫らしさがしっかりと反映されているのである。
その他にも、(荒廃した世界なのに)各所温泉が湧き出ていたり、道端で仮眠したりすることだってできる。デスストランディングはメタルギア同様、予想の上をいくクオリティがしっかりと保たれている。
みんなやってくれ
はて、この記事のタイトルを覚えているだろうか?「買ってよかった!独断で絶対損しないゲームを紹介します!」である。
どうしてかな、結局デスストランディングの話題で一杯になってしまった。これは筆者の失態ではなく、デスストランディングがいかに面白いゲームであったかを物語るものであろう。
本気を出せば、「DDの可愛らしさ10選」や「デスストにでてくる美女まとめ」のような項目を追加できるのだが、なんせ今、デスストランディングをプレイしたくて堪らない自分がここにいる。
あぁ、この感動を誰かと共有したい。
みんな、やってくれ。